一寸庵のブログ

茶道宗徧流について書いてます

2009-04-01から1ヶ月間の記事一覧

第二十一 所望の炭仕様の事 便蒙一 二十九右 その四

一、客、炭する内、亭主は客の末座に居るか、座席せまくば、勝手口に居るべし。見合いたるべし。客、釜かくるならば、達て留むべし。炉前へ得と居り、見物して挨拶いたし、亭主、釜をかけ、諸道具勝手へ入るる事、前に同じ。 一、炎天の時分は、客立つ前に、…

第二十一 所望の炭仕様の事 便蒙一 二十九右 その三

一、此の火直す時、客へ炭所望する事もあり。多分は入れざる事なりとは、初心の客は迷惑するなり。達て望む時は、釜をあげて、直ぐに望むべし。亭主下火をならすは悪しし。炭をする者の了簡ある事なり。惣じて、下火は余り平拘し過ぐる時は、炭引き立たず、…